ネパール情報No,2    

 


クンブーの名峰アマダブラム


Trekking
トレッキング

 

いつ頃からか、トレッキングという言葉を聞くようになりましたが、二十年程も前にはすでに使っていたと思います。正確な意味良くわかりませんが、登山が特定の峰を目指すのに対し、トレッキングはそのすそ野を歩き、山を眺め、山の気に触れるハイキング風山歩きと解釈いたしております。
軽登山と訳すのは何か味気ないですからね。
トレッキングは、特に世界の屋根と言われるヒマラヤ山中の、特別なピークに登ることを第一目的とせず、山麓を好きなように歩き回る山行を指して使われることが多いようです。 いわゆるヒマラヤトレッキングです。

           
            ネパールの国花ラリーグラス                     キャンプサイトの朝


さて、ここで一つ二つ代表的なヒマラヤトレッキングのコースをご紹介しましょう。


入門コース・・・(アンナプルナ山群)

 

トレッキングと言っても侮れませんよ。ヒマラヤ山中では山のすそ野と言っても3000,4000mが当たり前ですから。標高が高くなると、高度障害と云うやっかいな体長変化に悩まされることになります。

高山病とも言いますが、高度が上がるにつれ大気が薄くなり、酸素も薄くなり、その結果、頭痛、吐き気、息苦しさなどの症状がてきて、酷いときは逝ってしまうことすらありますから気をつけなければいけません。
息切れ、頭痛、吐き気の順番に出てくることが多いようですから、トレッキング中の体調は自分でしっかりと管理しましょう。

*絶対無理をしない。*が、鉄則です。万一の時には、ガイドにすぐに体長の変化を言ってください。*あい ふぃーるばっど あるてぃてゅーつしっくねす*で通じます。

さて、なかなか進みませんが、入門コースまずはほとんど高山病の心配が要らないコースをご紹介します。

このコースはアンナプルナ見学コースとでも言いましょうか、ネパール一番のリゾート地ポカラからウーレリー、最高到達点のゴラパニを巡り、ガンドルクを経てまたポカラに帰る、約、4泊5日のコースです。

最高到達点が3200m程ですし、ルートも整備されています。
ネパールの国花シャクナゲ(ラリーグラスと呼ばれます)が盛りの頃は、3月から4月。シャクナゲの林を抜けてのトレッキングも良いものです。

                 
シャクナゲ林越しに見るアンナプルナ         ポカラ、ペワ湖に勇姿を映すマチャプチャレ


優秀なガイドがトレッキングの楽しさを大きく左右します。
初心者に親切な優秀な一流ガイドに巡り会えれば、そのトレッキングはたちまちロイヤルトレッキングとなるでしょう。
優秀なガイドを探すときには、Marushin Adventure Travel
marushin@mos.com.np
へどうぞ。
そうです、当社ネパール支店の関連会社として、Marushin Adventure Travel が出来ました。
ネパールの旅のことは、何でもご相談下さい。
メールは、英語だけですが、ローマ字標記の日本語でも大丈夫です。


中上級トレッキングコース・・・(クンブー山群)

 

ネパールヒマラヤと言えばエベレスト。
世界中から集まるトレッカーに何と言っても一番人気のあるのがエベレスト街道と呼ばれるトレッキングコース。

エベレストのあるクンブー山群の玄関口ルクラまで、その名もルクラ便と呼ばれる定期空路を使って入り、ナムチェバザール、プンキ、タンボチェ、ペリチェ、ロブジェと経て、そして最後にエベレストベースキャンプを目指すのがもっともポピュラーですが、様々なバリエーションコースをとることが出来ます。

しかし、このコースは3000mから5000m以上にも高度が上がるエリアですので、トレッキングとは言えかなりの体力と登山経験がものを言います。

                                  
                             ローツエ稜線から顔を出すエベレスト


ここはネパールの山の民シェルパの故郷。
世界の登山史に名前を残す、幾多の名ガイドを生み出しているエリアです。
沢山のガイドがいますが、玉石混合・・・・・しっかりと良いガイドを見極めることが大切です。

絶対に間違いのないしっかりとしたクンブー出身のシエルパを何人か紹介しておきましょう。
彼らへのコンタクトは丸新志鷹ネパール支店のハクパ支配人が確実にしてくれます。
もちろん本業ではありませんので手配料なんかいただきませんよ。


シャンボチェの丘より望むクンブーの山並み

●ガイドの紹介 ●


アン・テンバ・シェルパ

エベレスト登頂歴2度。しかも最初の登頂はネパール単独の登山隊としては初の登頂でした。その時のエベレスト登頂時のエピソードがありますが、追々にこのページで紹介して行きます。

人間に風格があると言うのでしょうか、本当に心のきれいな男です。山の技術は言うに及ばず山案内人としてのモラルをストイックなまでに守り通す一徹さを持っています。
お客さんへの親切なことも折り紙付きのクンブーガイドの第一人者です。


アン・サンゲ・シェルパ

彼自身華々しい登山歴は持っておりません。これは、彼のお兄さんが、あのラインホルト・メスナーとのエベレスト登山で遭難死しており、彼らのご母堂が弟であるサンゲに登山隊への参加を禁じたためですが、サンケ゜の山歩きは、亡きお兄さん譲りで天性の強さを持っています。

しかし、彼の特筆すべきは、その強さではなく、彼のやはり天性とも言うべき優しさと、心の底からの快い気配りにあります。
献身的なまでに行き届いたサンゲのサービスは世界一かもしれません。


チュルデム・シェルパ
 

笑顔が絶えない好青年で、7000mクラスのピークをいくつも登っています。クンブーのエリアを熟知していて、あらゆるバリエーションルートが案内できます。話が好きで、上手でキャンプサイトの夜を退屈させません。


アン・ノルー・シェルパ

まだ若い新米ガイドですが、アン・テンバの義弟になります。礼儀正しく控えめでいながら、山はなかなかの実力者。日本の立山方面も幾度も歩いており、ホームグランドのクンブーヒマールは元より、立山にも詳しいシェルパです。
なかなかのハンサムボーイで、日本人の若い女性に人気がありますが、残念ながら結婚していて、一児のお父さんです。


パビル・バードル
 

彼はクンブーシェルパではありません。クンブーよりも下のソルと呼ばれる地方のグルン族の出身です。しかし、非常に優秀なサーダー(ガイド頭)であることには間違いなく、アンナプルナ山域の初心者コースを主に活躍していますが、クンブー山域も十分に案内する実力を持っています。

誇り高いクンブーシェルパに友人が多いことでも彼の実力はわかります。
彼には優秀なファミリーとでも言うべきトレッキングスタッフがいて、このバードルファミリーの手になるトレッキングにはずれは有りません。彼へのコンタクトだけはプモリトレッキングヘ直にしたら良いでしょう。

[ 戻る ]

 

Copyright(C)2008 Marushin Shitaka Construction Co:Inc.
このサイト内で使用されているいかなる画像もロゴマークなども一切の無断転載、転用をお断りいたします。